今までの弊社の「つぶやきブログ」の中で、相続税対策として
貸家建て付け地という言葉をずいぶん使用してきました。
(以前のブログはこちら↓)
この貸家建て付け地とは、貸家の敷地の用に供されている宅地
すなわち所有する土地に建築した家を、他人に貸し付けている場合の
土地のことをいいます。
わかりやすく言えば、相続評価を下げるために更地の上に
借家(マンションやアパート、事務所ビル、工場、倉庫)などを建て
それを人に有償で貸すことにより貸家建て付け地となり
自分で使用するよりも相続税評価が約2割ほど下がるメリットがあると言うことです。
立地の適正を見極める大切さ
しかし、この評価減の適用を受けるために何でもかんでも
建物を建てれば良いというものではありません。
あくまでも、立地の適正を見極めながら、収益力も計算しながら行うことが大切です。
建築しようとする土地は、立地的にマンションやアパートに向いているのか
場合によっては事務所ビルや倉庫、工場のほうが建築コストもダウンでき
周囲にもライバル物件が少ないために、効率よく運営できる場合も多いのです。
この見極めはとても大切なことです。
一旦建築するとなれば、かなりの投資額になります。
借入期間も長期に及ぶために、飛び込み営業に来た1社のみの
営業マンの言いなりになっては、将来に禍根を残すことになります。