このような詐欺の手口と特徴
今回の事例から、以下のようなポイントに注意する必要があります。
1.突如連絡してくる見知らぬ業者
普段関わりのない測量事務所や不動産関連業者から急に連絡が来た場合
まずは疑ってください。
2.耳障りの良い話を強調
「新幹線の通過」 「土地の値上がり」など、所有者にとって有利に聞こえる
情報を強調し、不安を煽ってきます。
3.高額な費用の提示
測量費用として数十万円を提示し、すぐに振り込みを求めるケースが多いです。
4.役所の名をかたる
「役所からの指示」など公的機関を名乗ることで信用させようとする手口です。
被害に遭わないための対策
1.必ず公式機関に確認を取る
今回のケースのように、まずは役所や信頼できる不動産会社に相談し
情報の真偽を確認してください。
2.即決しない
焦って判断せず、必ず家族や専門家に相談してください。
3.詐欺の可能性を疑う心構えを持つ
「うますぎる話」「急な連絡」には詐欺の可能性があることを念頭に置いてください。
まとめ
今回のお客様は詐欺被害を未然に防ぐことができましたが
一歩間違えば数十万円の被害を受ける可能性がありました。
このようなケースは全国で発生しており、特に山林や原野を所有する方は
ターゲットにされやすい傾向があります。
最後に…
この依頼主の方は、測量士にお金を振り込む寸前まで行っておりました。
弊社に来られ、私は依頼主の前で、役所やこの測量事務所へ電話をし
私との電話のやりとりで依頼者自身もこれは怪しいということを
ご自分で察知されて納得されました。
弊社にお礼を言って帰宅された次第です。
弊社から警察にも通報
なんとか被害を食い止められ、ほっと一安心でした。
弊社はこのすぐ後に、この測量事務所の連絡先を、被害が広がらないように
所在地の管轄する警察に連絡をしました。