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物件を購入する際に大切な点(2)

リスクを減らすために知っておきたいこと(2)

 

◆ 傾斜地や崖地は避ける

眺めが良い傾斜地や崖地は一見魅力的に見えますが、大きなリスクを伴います。

擁壁や下水道の設置が必要な場合、その費用が予想を大きく上回ることが多く

またゲリラ豪雨などによる土砂崩れのリスクもあります。

 

このような地形の物件は転売が難しく、出口戦略として不利です。

地形的な制約が多いため、買い手が見つかりにくいことを考慮すべきです。

 

 

 

 

◆ 田舎の土地には慎重になる

田舎の土地は広く、将来的に発展が期待されることもありますが、発展には長期間を要することが多く

資産価値がすぐに上昇する保証はありません。

特にローンを組んで購入する場合は、長期的な金利上昇や返済リスクを考慮する必要があります。

弊社でも、前述のように淡路島の土地で返済に苦労した経験があり、田舎の土地には慎重な対応が求められます。

 

 

◆ 不動産の将来性に期待して購入するリスク

また、物件の将来性に期待しすぎることもリスクです。

たとえば「将来このエリアに駅ができる」「大規模なショッピングセンターができる」という噂があると

将来の値上がりを期待して物件を購入したくなるかもしれません。

 

しかし、具体的な計画がない段階では、こうした噂や計画が実現するかどうかは不確定ですし

実現までに数十年かかることも少なくありません。

 

発展するとしても自分の子供や孫の世代になる可能性があり、現実的な投資としては不向きです。

よほど資金に余裕がない限り、やるべきではないでしょう。

 

借り入れをする場合、長期にわたる借入金の支払いに耐えられないリスクも考慮する必要があります。

 

さらに、たとえ駅やショッピングセンターができることが確定していたとしても、その情報は

すでに市場に織り込まれていることが多く、すでにその段階で物件価格が高騰してしまっている可能性があります。

 

結果的に物件は購入できたものの、高値づかみとなり、売却時には損失を出すことになりかねません。

過度に将来性に依存した購入は避けることが賢明です。

 

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