山林に買い手がついたと喜ぶお客様
北陸地方に山林を所有しているオーナー様が、突然、知らない不動産業者から
「買い主がいる」との連絡を受けました。
この物件はオーナー様の父親から引き継いだもので、長年買い手が見つからず困っておられました。
そのため今回の話を「渡りに船」と大喜びされていました。
電話での話と違うじゃないか!
数日後、その業者がオーナー様を訪問してきました。
ここでの話が、電話で伝えられた「買い手がいる」という内容とは違い
「これから買い手を探す」と言い出したのです。
そして、現地での販売に必要な広告費や販売にかかる人件費として
50万円を負担してほしいと要求されたのです。
これに不審を抱いたオーナー様から弊社に「業者がいま家に来ているのですぐに来てほしい」
との急な依頼が入りました。
幸いにも、このオーナー様の会社までは弊社から自転車で3分の距離。
すぐに駆けつけ、業者の話を直接聞くことにしました。
詐欺業者の慌てふためいた反応
現場に到着すると、弊社が宅建業者であることを知ったその業者は、
いきなり私が現れたことで意表を突かれた様子で、慌てふためいていました。
我々が「電話での話と違うじゃないか!」とのやりとりの末、
その業者は罰が悪そうにその場を去って行ってしまいました。
これはおかしいと思ったオーナーさんは、この請求が不正で
振り込め詐欺に引っかかるところだったと気づかれたようでした。
(1)売れない原野山林につけ込む詐欺にご注意を!! … 続く