宮崎を訪問して地方生活に感動
私は、この年の12月に宮崎の自宅への招待を受け、このご家族と会食をともにしました。
大阪での以前の生活とは異なり、約100坪の広々とした自宅や自然豊かな環境を存分に
楽しむことができ、また、地域の人々にも温かく出迎えられ、大変満足されていたようでした。
このとき、私が驚いたのは宮崎空港は市内からとても近く利便性が大変良いことでした。
九州の空港と言えば、大分、長崎、鹿児島、熊本など空港と市内は結構離れていますが、
宮崎空港は本当に利便性が良いなあと実感した次第です。
私が大阪の自宅を出て伊丹空港を経由し、わずか3時間後にはこの知人宅に到着していました。
12月下旬の訪問でしたが、気候は暖かくて過ごしやすく、魚や野菜は新鮮で
なかでも宮崎牛は大変美味しく、一泊の滞在でしたが、とても満喫できました。
このご家族が移住を決断した理由がよく分かるとともに、私自身も羨ましく感じたほどです。
当時は二拠点生活というライフスタイルが一般的ではありませんでしたが地方生活に憧れを
抱いていた私にとって、大阪以外の住居を考える際に重要な要素は何かを改めて考えさせられました。
確かに飛行機での移動は交通費もかかり経済的に大変ではありますが、空港の近さなどの
交通の利便性の良さを考慮すると、宮崎のような気候が温暖で自然豊か、その上、
食べるものが美味しい地方での生活の拠点がもう一つあっても良いのではないかと思ったのです。
二拠点生活とは?
近年、リモートワークが一般的になりつつあり、従来のように毎日自宅と職場を往復する生活から
徐々に解放される傾向にあります。
労働時間の柔軟性が高まり、余暇を楽しむ時間が増えたことで、新しいライフスタイルとして
「二拠点生活」に注目が集まっているようです。
二拠点生活とは、都市と地方、または異なる2つの地域に生活拠点を持ち、それぞれの魅力を
享受しながら暮らすスタイルのことです。
例えば、大阪での仕事を維持しながら、週末や長期休暇は自然豊かな場所で過ごす生活スタイルです。
近年、世界的なグローバル化が進む中で、日本国内にはとどまらず、世界的な規模で
二拠点生活や三拠点生活のような多拠点でのライフスタイルが、トレンドになっているようです。
これは、今後もっと一般的になっていくと思います。
生成AIなどのテクノロジーの進化により、リモートワークの普及や交通インフラの発展が加速し
物理的な距離の制約が軽減されつつあります。
このような状況の中で、多拠点生活を送ることがより生活にも刺激が与えられ、
生き方の選択肢も増えることはとても良いことではないでしょうか。
(2)二拠点生活を考える 【大阪編】 … 終わり