全国的に増える原野商法の詐欺
数十年前に、日本列島改造論などのブームで、将来の値上がりを見込んで
原野や山林を購入された方が意外と多いことに気づかされます。
弊社も最近こうした売るに売れない山林、雑木林、原野などの相談をよく受けます。
しかし現在、売却したいけれど買い手がつかないので困っておられます。
高齢化や人口減少でこれらの売却が、今後もますます困難が予想される現状があります。
所有を続けることで発生する草刈りや維持管理費用が余計な負担となり
早く手放したいと考えるのは当然です。
その上、民法も昨年の2023年4月より相続登記の義務化が導入されました。
これにより、親や祖父母の名義のまま3年間放置すると罰則が科せられます。
こうした所有者の弱みにつけ込む「振り込め詐欺」の手口が横行しているようです。
詐欺に引っかからないためのポイント
1. 事前費用の請求には要注意
正規の不動産業者は、事前に高額な費用を請求することはありません。
まだ契約や決済もしないのに先に諸費用や手数料を要求するのは、振り込め詐欺を疑ったら良いと思います。
2. 話を鵜呑みにしない
「買い主がいる」「すぐに売れる」といった話に飛びつかず、冷静に確認を。
商談を進める際は単独で行動せず、弁護士や信頼できる不動産業者に中に入ってもらうことが大切です。
3. 専門家に相談を
不審に思ったらこのオーナーさんのように、不動産の専門家や信頼できる第三者に相談してください。
もし何かあったときの相談相手として、普段から信頼できる不動産業者との付き合いをしておくことが大切です。
(2)売れない原野山林につけ込む詐欺にご注意を!! … 終わり