かねてより私は大の旅行好きで
学生時代から暇があれば、日本の地方都市や田舎町を旅しておりました。
特に東北地方や北海道にはあこがれが強く、将来は大阪を離れて
大自然の中で生活したいと夢見ていたこともありました。
その後、国内では飽き足らず、次にあこがれたのはヨーロッパやアメリカでした。
団体旅行には全く興味がなかったので、バックパッカーとして
一人気ままに世界を旅していました。
毎年、休暇を取っては、ヨーロッパ・アメリカに続き
北アフリカ・中国・旧ソ連(現ロシア)も旅しました。
社会人になってからの長期休暇は、ずいぶん職場や周りの方々に迷惑をかけましたが
今となっては若い時代に世界を見て回れたことは、とても貴重な経験になりました。
当時、欧米では1ヶ月程度の休暇を取ることは珍しくありませんでした。
ヨーロッパやアメリカ、ソ連・中国
それぞれにとても魅力的な都市や田舎町がたくさんありました。
宿泊させてもらったり、ドライブや食事に招かれたことも数多く
住んでみたいなあと思う都市や町はいくつかありました。
旅を通じての多くの親切な人との出会いは、いまだに脳裏にしっかりと焼きついています。
しかしその反面、日本に戻るたびにつくづく感じたのは
豊富で美味しい水・各地で味わえる新鮮な海の幸・山の幸・川の幸
美しい風景の数々や全国至る所にある温泉地
そこに行かないと味わえない料理・風景・風情や町のたたずまい
日本の都市や田舎町の持つ魅力は、世界の中でも一級品であるということでした。
「日本は将来必ず、スイスやイタリアに負けないくらい
世界中から多くの観光客が訪れる国になるだろう。」と
私は確信しておりました。