不動産は売却の際に、その時の景気や金利の高低等の状況は変わりますが
2022年現在の市況からすれば、大阪市内中心部の中古マンション物件は
新築物件の高騰もあって不足気味であり、人気も高いと言えます。
今回のお客様にも
「売却を急いでいなければ、最初の売り出し価格は多少強気でも良いのではないか?」
とアドバイスをさせていただきました。
マンションの場合、査定の判断材料として、過去の売り出し価格と成約価格の分析は
大切であることは言うまでもありません。
しかし、同じマンションの同じ部屋タイプの売り出し価格であっても
物件のリフォーム状態によって、査定価格が大きく変わってきます。
特に風呂・台所といった水回りがどういう状態であるかが
査定価格に影響を及ぼす大きな要因となってくるのです。
査定価格より高く売れるケース
一方、不動産の売却において、マンションの場合、
「子や親を同じ棟のマンション内に住まわせたいので、売物件が出たらぜひ欲しい」
などという個別事情や、職場に近いので「どうしてもこのマンションを購入したい」
と売物件が出るのを待っておられる方が潜在的にいる可能性もあります。
このような人たちは、多少強気の値段設定でも購入されるケースが結構あります。
弊社の場合、周辺の天王寺区・中央区のマンションについては
売り出し価格を多少強気の設定で出してみることをお勧めしています。
売り出してから1~2ヶ月経って、買い手がつかなければ
相場並みに価格設定し直して、さらに様子を見ていくことにします。